motorcycle memories (小排気量編)

ビリーのムーンライトタイムズは、毎月FMみっきぃにて、第1・2土曜日 24:00~ 翌日 日曜日 25:00~オンエア!! 長い番組の歴史の中での話題で、バイクに関する話題は切っても切り離せません。車より長いバイクの車歴とちょっとしたエピソードをお届けしたいと思います。

「ホンダ・スーパーカブ」

厳密にいうと、私の所有ではないので、ここに入れるべきか迷いましたが、カブがスタートであったことは間違いないので紹介します。 家業が市場で卸売業を営んでおり、子どもの頃から家業の手伝いをしていました。子どもに手伝えることは少なく、私は場内での配達をよくしていました。そこでこのスーパーカブ、親のレクチャーだけで(敷地内を)乗り回していました。休日車の少ない駐車場で、カーブを曲がりきれず大転倒したのもこれが初めてでした。剥き出しの身体で自由を感じるバイクの始まりの一台でした。

 

「ホンダ・ディオ」

時は過ぎ、大学に入学し、地元を離れた18歳。大阪に住むにしてもあまりに田舎すぎて、自転車の移動ではままならなくなったとき、当時の中古車価格にして3万円ポッキリでスクーターを手にしたのでした。 放浪癖のある私は、当時富田林の田舎から堺の海を見に行くとういう冒険の旅(今思えば全然大した距離ではないが)に出ました。 意外に様々な車歴がある中でも、約9年ほどの一人暮らしの生活で、ずっと足代わりとして所有し続け、最後の年富田林駅から自宅までの緩やかなカーブで大転倒するまでは、大きなトラブルもなく乗り潰すこととなりました。

 

「ヤマハ・MR50」

大学の友人が増え、バイク乗りの友人が多く、中型免許を取得する計画を立て始めた頃、大正区に住む友人のガレージにこの不動車が置かれていました。約10年保管され、なんの気なしに「乗っていい?」と聞いた私に友人は、直す気があるならと快く譲ってくれました。 ここからレストア沼にズブズブとはまり込んで行くことになります。幸いアルバイト先に元バイク屋である知り合いが数名いたことにより、「タンク内清掃」「マフラー内清掃」最大の山場「キャブレター調整」(素人が気安く手を出すものではありませんw) サイドバックに工具を満載にして取り付け、雨が降っては止まり、遠出しては止まり。直しながら走る日々でした。 今はもう無い、2ストロークエンジンに50c cを思わせない大柄な車格。完全にバイク沼にはまり込んでいました。

 

「郵政払い下げカブ90」

社会人となって、富田林から大阪市内に通勤をしていても、大型バイクを使っていましたが、スーツを着る機会も増え、出勤してから着替えていました。しかし、それもめんどくさくなった頃、バイクのコミュニティから繋がった元カワサキディーラーのお師匠から、払い下げのカブを譲ってもらいました。 カブのブームは一般的にも定期的に巡ってきます。ちょうどその頃手に入れたマシンでした。スーツにサングラス、ドイツ軍ヘルメットで大阪市内を駆け抜ける私に、多くのカブ乗りの方から声をかけてもらいました。 3ヶ月ほど軽快に乗った後、エンジンが焼き付き手放すこととなりましたが、街乗りには小排気量の中では1番のマシンでした。

 

次回、中排気量編へと続きます。

番組Xでもお知らせします。

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